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2024.06.29

北海道研修旅行 3日目

4日間の旅程の折り返し、3日目の朝になりました。段々と旅行の疲れも見え始め、流石に本日の朝は眠そうな様子でした。

本日のアクティビティはガイドさん主導のネイチャーツアーから始まります。
バスでスタート地点まで移動し、グループに別れてゴールの神仙沼までトレッキングコースを進みます。
地名の由来や、コース沿いに生息する虫や植物について学ぶ中で、自身の知識と照らし合わせながら質問して理解を深める様子も見られました。

お昼は北海道のジャガイモをふんだんに使った甘口のカレーです。一旦休憩してあたりの風景を楽しみました。

午後は酪農、農業、漁業の中から1つを選択する、生活体験プログラムを実施しました。1番人気は牧場での酪農体験で、生産者さんのお話を聞いて直に動物たちと触れ合います。
広大な牧草地で作った餌を食べて育った2000頭の牛たちが暮らす牧場で、餌やり、ブラッシング、乳搾り体験をすることができました。
自分たちから積極的に動物たちと関わり、写真では知ることのできない臭いや感触、温かみを学び取りました。

牧場主さんは40年前に北海道に移住して来られたというお話もあり、自身の進路についても考える幅がさらに広げられたのではと思います。

農業体験は日本でわすが2%しか行われていない肥料や農薬を使用しない循環型農業を行っている農場へ。そこでビーツの苗植え、ポップコーンの原料作りを体験させていただきました。

1907年から続く歴史ある農場で、その広さは東京ドーム3個分とのこと。

実際に土に触れることで自然の温かみを感じると共に、野菜も1つのいのちであり、野菜を頂くことで自分たちのエネルギーになっているというお話をして頂き、自然への感謝を得ることが出来ました。

漁業体験は、漁業で使われる道具やホタテの養殖について学び、実際に船に乗ったり、ナマコ、タコ、ホヤ、ウニなど東京では触れることの出来ない海の生き物たちとの触れ合いを楽しみながらも、海の生き物たちに対する感謝と環境問題について深めることが出来る貴重な時間となりました。

また実際にホタテを貝殻から外してそのまま食べる特別な体験もさせて頂きました。

ついさっきまで水の中で泳いでいたホタテ。貝殻から外しても動き続ける貝柱に生徒たちは驚きの声が隠せない様子でした。

やはり新鮮なホタテは格別で生徒たちからは口々に「美味しい!」と感動の声が上がっていました。

どの生活体験プログラムも自然環境と食育について考えた貴重な時間でした。

 

夕食では三平汁やラム肉など、昨日とは異なる北海道メニューでもてなしていただきました。
しっかり食べてよく休んで、最終日を思いっきり楽しみたいと思います!

(文責 玉寄)