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2023.01.06

【演劇部】 米本一夫賞(最優秀賞)受賞!!

 

40人で4人芝居―。

 

昨年末12月27日、28日に十文字中学高等学校講堂で開催されました、

「第64回 東京私立中学高等学校演劇発表会/TOKYO ドラマフェスタ」にて、

 

本校演劇部が最優秀賞にあたる「米本一夫賞」を受賞しました。

 

今冬は、藪博晶先生のご著作で映画化もされた高校演劇の名作、

『アルプススタンドのはしの方』を上演。

この大会は、出場権を得られた当初から

“中学の卒業式もできなかった現高3を、最後に勝たせてあげたい!”と、

全員の進路が決まったオール高3キャストで、始動しました。

中学生、高1、2年生が総出で裏方にまわるという、

「40人で4人芝居」を全面に打ち出し、

審査員の先生方からも、

「そのチームワークの奇跡」 と講評でお言葉を頂戴しました。

 

「しょうがない」を口ぐせに高校生活を過ごしてきた野球に興味のない4人が、

自校の試合を見守る5回の裏から始まる本作。

 

激動のコロナ禍を過ごしてきた高3が原作のまま関西弁での芝居に挑戦し、

真冬に真夏の熱さと、思いのたけを叫び、

閉幕時には、観客の皆さんから力強く長い拍手をいただきました。

 

私学大会では、本年中学部も優勝しており、 中高揃ってのダブル優勝となりました。

 

  部員の生徒が作成した、フライヤー

裏面には「しょうがない」をテーマに、キャストたちの想いが綴られている

 

 

俳優座劇場での公演、目黒区民祭り、目黒区文化祭、

文化系部活合同ライブ、山手城南地区のイベント等、

多くの校外公演を経て、全員で受賞した米本一夫賞。

 

「舞台袖から見ていた先輩方の芝居は、

まるで自分を甲子園に連れて行ってくれたような空間と迫力でした。」

とは諏訪部 部長(高2)の言葉。

 

うれしくもあり、プレッシャーでもあるこの経験を糧に、

さらなる成長と観客の皆さんに喜んでいただけるような芝居作りを、

ぎらぎらとした熱意ときらきらした感謝の想いと共に、

2023年も、部員・顧問一丸となって取り組んで参ります。

 

今年も演劇部を、何卒、よろしくお願い致します。

 

達成感あふれるガッツポーズと、

本番前、演劇ハイな高3たち。

 

(演劇部顧問 今井)